中式先攻法ブログ

小説や映画、ドラマなどの感想をダラダラ書いてます。備忘録も兼ねて。

「ゲット・アウト」

ニューヨークで写真家として活動している黒人のクリス(ダニエル・カルーヤ)は、週末に恋人の白人女性ローズ(アリソン・ウィリアムズ)の実家に招かれる。歓待を受けるが、黒人の使用人がいることに違和感を覚え、さらに庭を走り去る管理人や窓に映った自分を凝視する家政婦に驚かされる。翌日、パーティーに出席した彼は白人ばかりの中で一人の黒人を見つける。古風な格好をした彼を撮影すると、相手は鼻血を出しながら、すさまじい勢いでクリスに詰め寄り……。

シネマトゥデイ

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72点

ホラーのスマッシュヒットっていいですよね。そういうの大好きで見に行って1/2位の確率で大外ししている気がしますが、ついまた見てしまいます。

まぁこの映画に関してはスマッシュなんてレベルのヒットじゃ無かったですが。

 

以下ネタバレあり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最近の多様性や反差別ムーブメントはかなり凄まじいものがあり、自分もそういった動きには賛成なんですが、この映画って反差別的な映画なんですかね?

多様性の象徴としてアカデミー賞にノミネートされてたんですが、そういった反差別のムーブメントを逆手に取った仕掛けのように感じたので、そのあたりの扱われ方に違和感があるなと…。

 

まぁその辺の事情は置いておいて…。

特にホラーのスマッシュヒットの作品に比べて、頭一つ出ている印象は無いですが、非常に良くできた面白い映画です。

 

黒人彼氏と白人彼女のカップルが彼女の実家に遊びに行くが、そこでの黒人の扱いに不自然さがあり…というストーリー。

 

この違和感の元となる黒人のメイド(ベティ・ガブリエル)の演技が抜群に気持ち悪くて素晴らしいです。使用人の黒人の深夜ランニングも相当怖いですが

 

個人的に一番ゾッとしたのは母親が催眠をかけるシーン。

コップのフチをスプーンで一定間隔になぞって催眠をかけるんですが、普通の会話をしてる中その音がずっとしている事で、見ているこっちも途中で「ん?今催眠かけられてる?」と気づくという演出。これめちゃくちゃ怖いです

彼女の母親と話をしてる途中で、さりげなく催眠をかけられる主人公の状態を、見てる側も追体験できるんですよね。

あんまり話題にのぼらない気がしますが、個人的にはこのシーンがベストでした。

 

不気味なメイドとリアルな催眠シーンに比べ、家族や周囲の人の違和感の理由が判明する下りは、妙にB級感があってそんなにグッとは来なかったです。ザB級!みたいなオチじゃ無いですか?これって。いや、嫌いじゃ無いですけど、急にリアリティが無い大味なオチが来たなと

ファウンドみたいな映画のオチが、武器人間みたいな…ちょっと違うか…。

 

面白かったですが、まさにホラーのスマッシュヒットという感じの勢いのある構成で、アカデミー賞?と言われるとかなり違和感は感じます。