中式先攻法ブログ

小説や映画、ドラマなどの感想をダラダラ書いてます。備忘録も兼ねて。

西尾維新「DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件」

原作大場つぐみ小畑健、両先生が熱望した奇跡(コラボレーション)。「あなたはLの伝説(ノート)をみる」。

(「BOOK」データベースより)

28点

 

これといって特筆する事が無いノベライズではある。

西尾作品らしさは前面に出ており、南空ナオミのキャラクターも面白く描けていた。

パズルを解くような推理の構成もデスノートファンであり、ミステリ読者で無い人には、ほどよい仕掛けにも感じた。

 

ただ動機の面や推理パズルの不条理さ、ミスリードの露骨さが否応にも鼻につく。

事件の規模もそれほどでない中で、冗長な部分も感じざるを得ない。

この内容量で冗長に感じさせてしまうのは、どうなのか。

 

シーンによっては面白く感じた部分もあっただけに残念。